日本代表は2026年W杯予選を世界最速で突破し、8大会連続となる本大会出場を決めた。

森保一監督に残された実践の場も、当落線上や新顔の選手たちがアピールする場も少なくなってきた。

また、来年はJリーグが異例のシーズンとなるため、Jリーグでプレーする選手たちにはある種の難しさも予想される。

これまで、Jリーグは春秋制で行われていたが、2026年から秋春制に移行する。

そのため、2025年シーズン終了後から新シーズンが開幕する2026年夏まで半年ほどの期間が空く。

そこで、Jリーグは、来年2月~6月までの期間に明治安田Jリーグ百年構想リーグを開催することを決定。そのJリーグ百年構想リーグでは降格・昇格がないため、各チームがどういった戦いで臨むのかが注目される。

そうしたなか、元日本代表である松木安太郎氏が興味深い発言をしていた。

松木氏は、DAZNの『もりちゃんずコロシアム』に出演。Jリーグ百年構想リーグにおいて、選手たちが日本代表入りをアピールするのは難しいのでは?と聞かれると、こんな持論を口にしていたのだ。

「だけどさぁ、代表選手はほぼ決まってるんじゃないの?

例えば、この前、日本に負けたブラジルなんて、(来年)3月までにメンバーを決めたいなんて言ってたから。

来年のシーズンが始まる頃には、どこの国も代表チームは決まっているから、代表を意識しなくてもね。

(W杯メンバーは)もう決まっているよ。大体、決まっているんじゃない」

すでに森保監督のなかでW杯メンバーはほぼ固まっているため、Jリーグのイレギュラーな開催が選考に影響を与える可能性は低いと感じているようだ。

すると、番組MCであるお笑いコンビ『見取り図』の盛山晋太郎さんは、「そんな勝手なこと言っていいんですか(笑)もしかしたら、サプライズがあるじゃないですか?」と質問。

それでも、松木氏は、このように反応していた。

「いやぁ、ないと思うな…。(W杯までにJリーグ百年構想リーグで大活躍する選手がいたら)1人か2人は可能性はあるよ。

(語気を強めつつ)でもね!だって、あのブラジル代表とやった時、(日本代表は)決められたメンバーじゃない選手が出ているから、そこである程度結果を出しているから、その門もかなり狭まっている。チャンスはあると思うけど」

現在、日本代表はDFラインを中心に一部主力選手に離脱者が相次いでいる。そのなかで先月14日に行われたブラジルとの親善試合に3-2で勝利し、セレソン相手に歴史的初勝利を勝ち取った。

松木氏は、すでに代表メンバーはほぼ出尽くしている状態で、ここから新たな選手がサプライズで選ばれる可能性を否定的にとらえているようだ。

なお、Jリーグ百年構想リーグは、地域リーグラウンドが2月~5月、プレーオフラウンドが5月末から6月6日~7日まで開催。

日本代表、「サプライズ選出」でW杯に出場した5人

そして、2026年W杯は6月11日から7月19日まで開催され、2026-27シーズンのJリーグは8月7日~9日に開幕する予定となっている。

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