いよいよ11月3日に開幕する17歳以下の世界大会、FIFA U-17ワールドカップ2025。
今回から大会方式が大きく変わり、2025年から少なくとも2029年まで、毎年カタールで開催される。また、出場チーム数も24から48へ倍増し、これまで世界大会に縁がなかった国も出場しやすい間口の広い大会となった。
日本は今年4月にサウジアラビアで開催されたAFC U17アジアカップ2025で予選突破を果たし、4大会連続11回目の出場。ワールドカップで1993年大会と2011年大会に記録した過去の最高成績、ベスト8超えを目指す。
チームを率いるのは、現役時代にフランス・リーグアン初の日本人選手としてプレーした廣山望監督。昨今の日本の世代別代表では珍しく、3バックをベースにしているのが現在のU-17日本代表の特徴だ。
U17アジアカップの時点では各選手のストロングを組み合わせているだけという印象が否めなかったが、6月のスペイン遠征と9月のフランス遠征を経てチームとしての成熟度がアップ。9月末に国内で実施した候補メンバーによるトレーニングキャンプでも上積みをしている。
FW吉田湊海(鹿島アントラーズユース)やMF長南開史(柏レイソル)を筆頭に将来が楽しみな選手も多く、世界大会で追っていく価値のあるチームだ。
そんな日本のグループステージ初戦の相手はモロッコ。先日チリで開催されたFIFA U-20ワールドカップ2025で、初の頂点に輝いたアフリカの雄だ。今大会の予選となったCAF U-17アフリカカップオブネーションズ2025でも地元の声援を受けて初優勝を果たしている。
モロッコは近年、国内出身組とモロッコにルーツを持つ欧州組の融合により躍進しており、今回のチームも所属クラブは国内が9名、欧州が12名という内わけ。後者は、モナコやアヤックス、ベティスなど強豪クラブに所属している選手も珍しくない。
ただ、チームとしては日本も決して劣っていない。実際、今年6月のスペイン遠征で対戦した際にはFW浅田大翔(横浜F・マリノス)とFW瀬尾凌太(桐蔭学園高、今大会怪我で不参加)のゴールにより日本が2-0で勝利している。
出場チーム数は48となったが、今大会もグループ3位まで勝ち上がりの可能性がある。廣山監督が強豪モロッコとの初戦をどのように捉えて臨んでくるかも含め楽しみな試合となりそうだ。
日本とモロッコの一戦は、日本時間11月3日(月・祝)22:30からカタールのアスパイア・ゾーン・ピッチ5にて開催。気になる放送予定は以下の通り。
テレビ放送
J SPORTS 2
解説:名良橋晃
実況:原大悟
ネット配信
J SPORTSオンデマンド
今大会の日本での放映権はJ SPORTSが取得。日本代表の全試合、および準々決勝以降の全試合を生中継する。日本戦の解説実況は、U-20ワールドカップと同じ名良橋晃氏と原大悟氏の黄金コンビが務める。
J SPORTSオンデマンドは、サッカー・フットサルの番組が見放題の「サッカー・フットサルパック」が月額1,450円(税込)となっており、25歳以下の方は「U25割」により月額725円で楽しむことができる。
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また、U-20W杯は「ABEMA de J SPORTS」でも視聴することが可能。こちらは月額2,840円(税込)となっている。