京都サンガF.C.でプレーしているブラジル人FWマルコ・トゥーリオは、Jリーグでの経験によって「自分は進化した」と語ったようだ。
マルコ・トゥーリオはアトレチコ・ミネイロの下部組織で育ったものの、若くして国外へと進出してポルトガルの名門スポルティングCPに加入した経験を持つ。
Bチームからトップには上がることができなかったため、ルーセラーレ(ベルギー2部)やCSA(ブラジル2部)への期限付き移籍を経て、2022年にオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズへと加入した。
そこで活躍したことによってようやく名を知られるようになり、2024年のシーズン開幕前に京都サンガF.C.へと移籍。当初はなかなか活躍できなかったものの、ラファエル・エリアスの加入によってパフォーマンスが高まり、このところは主力の一人として欠かせない戦力となっている。
彼は今回『Torcedores』のインタビューに応じ、日本での2年について以下のように話していたという。
「日本にもすっかり馴染んだように感じるよ。ピッチ上でもチームのプレースタイルに適応できているし、ピッチ外でも順調だ。家族も元気で幸せだし、それが一番だね。
京都サンガF.C.のトレーニングは非常にハードなんだ。ブラジルもヨーロッパも含めて、これまでプレーしてきたクラブの中で一番激しいと思う。
そして、我々外国人選手への期待は非常に高い。それに応えなければならないというプレッシャーは常に持っているよ。
ただ日本のファンは本当に敬意を払ってくれているし、ブラジルのサッカーに対してとてもリスペクトを持っている。愛情を示してくれる。それが大きな違いを産んでくれているよ。
日本ではとてもいい時期を過ごしている。多くのことを学んだし、さらに今も学び続けている。以前は自分の弱点だった守備面についても、大きく向上してきたと思うよ。
いつか、ブラジルのサッカーに戻りたいね。あまりプレーすることができなかったから、もう一度あの頃の風景を味わいたい。ただ、それはすべて神の思し召しだからね。時が来れば叶うかもしれない。
今でもブラジル全国選手権でプレーしてみたいよ。まだそのチャンスには恵まれていないから、実現したら大きなものになる。UEFAチャンピオンズリーグに出場できれば最高だけど、それはもっと難しいものになることが分かっているからね」
京都サンガF.C.でついに成功を収めることができたマルコ・トゥーリオ。日本ではいい日々を過ごすことができているようだが、かつてブラジルにいた頃にはあまりプレーすることができなかったため、いつか故郷のリーグで活躍することができれば…と思っているようだ。