ブリストル・シティで今季公式戦13試合に出場してきた日本代表MF平河悠は、現在前線への配置転換に取り組んでいるという。
町田ゼルビアから昨年夏にブリストル・シティへと期限付き移籍してきた平河は、今シーズンの公式戦13試合中10試合が途中出場という状況になっている。
先発したのは開幕からの2試合と、カップ戦での1試合のみ。その他は後半途中や試合終了間際に投入される役割が任されているものの、出場時間はかなり少なく、目立った活躍も見せられていない。
『Bristol Live』の記事によれば、平河はこれまでよく起用されてきた両ウイングバックのポジションに適応しきれていない状態にあるという。
そこで現在チームを率いているゲルハルト・ストルバー監督は平河を攻撃的なポジションでも起用しようと試みているようだ。
「もちろん、我々は彼が持っている強力なパワーを認識している。そして、それはオフェンシブサードでドリブルができる時、コンビネーションが作れるときに発揮できるものだ。彼は力を持っている。
とても機敏で、ディフェンダーにとっては守ることがとても難しい選手だ。同時に、我々はどのポジションで彼が最も力を発揮できるのかということを考える必要がある。
今はトレーニングにおいて、10番やストライカーといったより攻撃的なポジションに彼を配置できないかということに取り組んでいる。
そうすれば、彼が持っている機動力がもっと生かされるようになって、攻撃面でチームに貢献できるようになるだろうからね」
ストルバー監督はこのように話しており、現在主に使用している3-4-2-1の前線のポジションで平河を使っていきたい意向を示していたとのことだ。
現在ブリストル・シティはイングランド2部の24チーム中4位と好成績を収めており、プレミアリーグ昇格も夢ではない立場にある。そこで平河がどのような役割を果たしていくことになるだろうか。