26日に行われた世界的ビッグマッチ、バルセロナとのエル・クラシコで2-1の勝利を収めたレアル・マドリー。

この試合では、ゴールを決めたフランス代表FWキリアン・エムバペやイングランド代表MFジュード・ベリンガムとともに、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールも大きな役割を果たしてみせた。

いつも通り左ウィングで先発した25歳は、世界的サイドバックに成長したフランス代表DFジュール・クンデを圧倒。自慢のドリブルで左サイドを制圧し、ベリンガムの決勝点をお膳立てしている。

素晴らしいパフォーマンスを見せていたこともあり、1点リードの72分に交代を告げられると、ヴィニシウスは不満を爆発。シャビ・アロンソ監督と言葉を交わすことなく、ロッカールームへ引き上げていった。

しかもその際、「いつも俺だ。もうこんなチームから出て行く」と口にしていたことが現地で報じられ、クラシコに勝利したにもかかわらず大きな批判に晒されていた。

そのヴィニシウスが29日、スペイン語でXに投稿。以下のように綴り、サポーターへ謝罪した。

「本日、クラシコで交代された際の自分のリアクションについて、すべてのマドリディスタの皆さんにお詫びしたいと思います。

そして、すでに本日のトレーニング中に直接謝罪しましたが、改めてチームメイト、クラブ、そして会長にもお詫びします。

私は常に勝ちたい、チームの力になりたいという気持ちが強く、その情熱が時に自分を抑えきれなくさせてしまいます。この競争心は、このクラブとそのすべての象徴に対して私が抱く愛から生まれたものです。

これまでと同じように、これからもレアル・マドリーのために、1秒たりとも無駄にせず戦い続けることを誓います」

エムバペとの共存問題で、今夏の移籍もささやかれたヴィニシウス。

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ひとまず今回の一件はこれで幕引きとみられるが、レアル・マドリーとの契約は2027年夏までと残り2年を切っているだけに、今後も事あるごとに話題を集めそうだ。

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