「リトルなでしこ」ことU-17日本女子代表は29日、U-17女子ワールドカップのラウンド16でコロンビアと対戦し、4-0で快勝。3大会連続の準々決勝進出を決めた。
グループステージで2勝1分の成績を収め、グループFを首位で突破した日本。ラウンド16の相手はグループEでスペインに次ぐ2位に入ったコロンビアとなった。
チームを率いる白井貞義監督は、グループステージ3戦で選手をうまくローテーション。特に3戦目は大きくメンバーを変更し、ラウンド16ではベストメンバーをピッチに送り出した。
日本は試合序盤から自陣でブロックを作りスペースを消してきたコロンビアに対してパスワークで圧倒。10分にはFW大野羽愛(高知学園高知高)のミドル弾で早くも先制点を手にする。
さらに22分、10番のMF福島望愛(JFAアカデミー福島)が4試合連続となるボレーシュートを決めると、43分にはMF中村心乃葉(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)が追加点を挙げ、前半で3点のリードを奪う。
後半に入っても日本のペースは変わらず、57分に福島が巧みなフィニッシュで、得点ランキングトップに並ぶ今大会5ゴール目をゲット。日本はその後も選手を交代しながらゲームを支配し、完勝と言えるゲーム内容で準々決勝進出を決めた。
U-17女子ワールドカップでは、コロナ禍で中止となった2020年大会を挟み、3大会連続でベスト8敗退に終わっている日本。
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準々決勝は4大会ぶりのベスト4入りをかけて、昨年のU17女子アジアカップ決勝で0-1と敗れた相手であり、今大会ワールドカップ連覇を狙っている“最強のライバル”北朝鮮と対戦する。