世界的に知られるレアル・マドリーとバルセロナのライバル対決が26日にサンティアゴ・ベルナベウで行われた。
対戦前にバルセロナのラミン・ヤマルが「彼らは盗むし、文句を言う」とレアルを揶揄する発言をしていたこともあり、試合はヒートアップ。乱闘沙汰から退場者を出すなど荒れ模様だった。
そんな一戦にレアルのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは先発出場。ただ、後半27分に交代を告げられると不満を爆発させていた。
シャビ・アロンソ監督と言葉を交わすことなく、ベンチではなく、ロッカールームへ直行。
『Marca』によれば、ヴィニシウスは「俺?俺なの?」「ふざけるな」と途中交代に激怒していたそう。その後、GKコーチがロッカールームになだめに行くと、ヴィニシウスはベンチに戻った。
2-1で勝利した試合後にシャビ・アロンソ監督は、ヴィニシウスの怒りについてこう話している。
「ヴィニにはいいところが多くある。大事なことから焦点を外したくないが、我々が話し合う事柄もある。
ヴィニは他の選手たちと同じように多大な貢献をしてくれた。この勝利でビッグゲームでの競争力のあるチームという感覚を取り戻せる。他のことは後で話す。
チームにはいろんな個性の選手がいて、彼らを理解しないといけない。今はこれ(勝利)を楽しむ、その後で彼と話す」
25歳のヴィニシウスは、レアルでクリスティアーノ・ロナウドらが背負ってきた伝統の背番号7を背負うスター選手。
今シーズンからレアルを率いる43歳のシャビ・アロンソ監督が、どのようなマネージメントを見せるのか注目される。