イングランド1部アーセナルとキットサプライヤーのadidasは23日、復刻ユニフォームを含む新作コレクション「Bring Back」を発表した。
最近のadidasは、90年代リバイバルブームということもあり復刻ユニフォームの発売が続いているが、そこにまた一つ新たなアイテムが加わった格好だ。
Arsenal 1992-94 adidas Home Remake Kit
アーセナル 1992-94 adidas ホーム 復刻ユニフォーム
1992年当時の雰囲気が楽しめる今回のコレクション。その最大の目玉は、1992-94の2シーズンで着用したホームユニフォームの復刻版だろう。
ホームとしては、1986年から94年までの第1期adidas時代の最後を飾ったユニフォーム。そして1992-93シーズンからスタートしたプレミアリーグの初代ホームキットでもある。
当時と同じadidasが手掛けているだけあり、立体的なプリントなど細かな部分まで再現した今作は極めてオリジナルに忠実。
胸元にはしっかりと“adidas EQUIPMENT”ロゴが付く。エキップメントの文字入りは90年代のadidasを象徴するロゴだ。ゴシック調のフォントを使ったエンブレムも当時のデザインが甦った。
胸スポンサー企業は「日本ビクター」。アーセナルの初代胸スポンサー企業で、1981年から99年までパートナーシップを結んでいた。JVCの3文字は90年代プレミアリーグを象徴する企業ロゴの一つである。
本コレクションは復刻ユニフォームの他に、Tシャツ、パーカー、スウェットパンツ、そしてadidasの人気スニーカー「Gazelle(ガゼル)」の特別仕様も登場。Gazelleは側面のスリーストライプスが、ユニフォームのそれと同じカラーだ。
当時のアーセナルのエースだったイアン・ライトが着ているのが、今作のオリジナルである1992-94モデル。
1992-93シーズンのプレミアリーグは10位だったが、FAカップとリーグカップを優勝しカップダブルを達成。1993-94シーズンはプレミアで4位と躍進し、UEFAカップウィナーズカップを優勝。ライトはこの両シーズンでチーム最多得点者となった。
アーセナルも!胸に「日本企業ロゴ」を付けた90年代最高のユニフォーム5選
今作のビジュアルには、文字通りレジェンドであるライトも参加。中央で満面の笑顔を見せる。
ノスタルジックな「Bring Back」コレクションは、クラブ公式オンラインストア、adidasオンラインストアで販売中。日本のadidas公式オンラインストアでも取り扱いを開始している。
【Qolyインタビュー】【インタビュー】J1残留へ…FW小田裕太郎が果たす湘南ベルマーレへの恩返し「あの状況の自分に手を差し伸べてくれた」