イタリア1部SSCナポリとキットサプライヤーのEA7は17日、今シーズンのハロウィン限定ユニフォームを発表した。
ナポリが10月にハロウィン仕様のユニフォームをリリースするのは、今季で4度目となる。
Napoli 2025-26 EA7 “Halloween” Special Edition
ナポリ 2025-26 EA7 ハロウィン限定 ユニフォーム
クラブ史上4作目となる今季のハロウィン限定ユニフォームは、ダークブルーを基調色に採用。闇夜の森をイメージさせるグラフィックを背景に、骸骨とコウモリの絵柄がハロウィンの雰囲気を不気味に演出する。
アクセントカラーのオレンジはかぼちゃのイメージだろうか。また、今作ではエンブレムにちょっとした“仕掛け”を施しているのも面白い。
エンブレムは骸骨に掴まれているというユニークなデザイン。この骸骨の手には蓄光性素材が使われているため、暗闇の中で光を放つ。ハロウィン向けにちょっとした遊び感覚のある仕掛けだ。
今作のデザインには、ナポリの人々の死者に対する畏敬の念が込められている。
クラブ側の説明によると、デザインのモチーフは“アニメ・ペッツェンテッレ”(anime pezzentelle)という一種の死者崇拝。animeはアニメーションの意味ではなく、イタリア語で“魂”を意味するanimaの複数形だ。
地元ナポリには「フォンタネッレ墓地」という、16世紀に作られた無数のドクロが積み重なる洞窟内の納骨堂がある。この場所に眠っているのは、日本人的な感覚で言うところの無縁仏に近いのだが、そんな名もなき魂たちがアニメ・ペッツェンテッレの対象なのだという。
このデザインは、死者崇拝というナポリのある種神秘的な側面と、今やポップカルチャーとなったハロウィンの融合とも言えるもの。ちなみにフォンタネッレ墓地は、2023-24シーズンのハロウィンキットのデザインに採用されている。
ゴールキーパー用として、レッドを基調とした限定モデルも登場。現時点で着用予定試合は発表されていないが、10月31日のハロウィン本番に最も近いホームゲームとなる第8節インテル戦(10月25日)の可能性が高い。
ちょっと不気味でゴシック感の強いハロウィン限定ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中。