小川航基と塩貝健人とともにオランダ1部NECナイメーヘンでプレーする佐野航大。
今年6月のインドネシア戦で日本代表デビューを果たすと、兄の佐野海舟(マインツ)とともにピッチに立ったことが話題になった。
22歳の佐野航大は、岡山県出身で、鳥取県のサッカー強豪校である米子北高校を経て、ファジアーノ岡山でプロデビュー。まだ19歳だった2023年夏にNECへ引き抜かれると、欧州での評価を高めてきた。
中盤の幅広いポジションでプレーできるほか、NECでは急造センターバックとしても起用されたほどのサッカーIQを誇る。
そうしたなか、アンコ・ヤンセンは、『ESPN』の番組で「佐野はエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)で最高のMFのひとりかもしれない」と語っていたそう。
36歳のヤンセンは、フローニンゲンやNACなどのクラブでプレー経験があるオランダ人選手だ。
佐野にはオランダ屈指の名門であるアヤックスやPSVが熱視線を送っているとされている。
実際、NECのウィルコ・ファンスハイクCEOは、「(この夏に)PSVはユーイ・フェールマンが退団していたら、佐野を狙ったはずだ。1000万ユーロ(約17.5億円)でも佐野は移籍しなかっただろう」と語っている。
佐野の評価は日本国内よりもオランダのほうが高いのかもしれない。