日本代表が王国ブラジルを初めて下した14日の歴史的試合で価値あるゴールを決めた南野拓実。
ゴール前で相手DFのパスミスを拾うと、無慈悲なシュートを叩き込み、3-2の逆転勝ちへのきっかけを作った。
南野は、所属するASモナコに戻ると、18日のリーグアン第8節アンジェ戦で見事なアシストを記録した。
アディ・ヒュッター監督を解任したモナコにとって、この日はセバスティアン・ポコニョーリ新監督の初陣。
新指揮官は3-4-3システムを採用し、日本代表で2試合を戦った南野はベンチスタートになった。
南野は0-0の後半25分から投入されると、そのわずか2分後にアシストをマーク。
FWフォラリン・バログンへのダイレクトパスを通して、得点をお膳立て。準備ができていなかった相手のスキを突く技ありのパスだった。
仏紙『RMC』は「南野が完璧なパス」、『Le Figaro』も「南野の絶妙なスルーパス」と讃えていた。
ただ、モナコは終盤に追いつかれ、新監督の初戦は1-1の引き分けで終了。
ポコニョーリ監督は「狭いスペースでのコンビネーションには、忍耐力、勇気、そして個人技が求められる。拓実たちは時にそれを見せてくれた。我々はタキ(南野)がライン間で見せるプレーを把握している」と試合後に話していた。
モナコは22日にトッテナムとのUEFAチャンピオンズリーグが控えている。