今年で40歳になったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
所属するサウジアラビアのアル・ナスルで得点を量産しており、このほどキャリア通算得点数を949に伸ばした。
そのロナウドは2018年から2021年までイタリアの名門ユヴェントスでプレーしたが、当時の同僚であるジャンルカ・フラボッタが、『Corriere della Sera』でこんな話をしていた。
「(ロナウドは)毎日の模範だった。ある行動が特に印象に残っている。
マウリツィオ・サッリ監督が戦術練習でセットプレーでの動き方を示した。
彼は少し不満げだった。別格だったし、指示なんて必要なかったからね。彼はボールがどこに来るかを本能的に感じ取っていた。
監督にそれを理解させるために、彼は芝をちぎって、噛んで、匂いを嗅いだ。『俺はピッチを理解して、ボールがどこに来るかを理解したいんだ』ってね」
監督の戦術指導に不満げだったロナウドは、ピッチの芝を口に含んで異議を唱えることがあったとか。
サッリ監督は、選手としてのプロ経験はなく、銀行員として働きながら、指導者として成り上がった戦術家。
鎌田大地を指導したこともあるサッリ監督は、今夏から再びラツィオを率いている。