中国1部の山東泰山に所属するブラジル人FWゼカがJリーグ移籍を視野に入れているという。
中国メディア『搜狐』は12日、「最近のインタビューで、ゼカがJリーグ移籍を望んでいる」と報じた。
1997年生まれのゼカは、2022年に韓国1部の大邱FCに入団すると、190センチの長身を武器に得点を量産。大邱退団後は、同リーグの浦項スティーラーズに移籍し、昨年から中国・山東へ活躍の場を移した。
これまでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で、浦和レッズやヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと対戦した経験がある。大邱、浦項の選手として出場したACLでは、2シーズン連続で浦和から得点を挙げた。
山東移籍直後に前十字靭帯損傷のケガを負って出遅れたが、今季はリーグ戦19試合に出場して10得点6アシストを記録するなど、チームのエースストライカーとして活躍している。
同メディアによると、今季限りで山東との契約が満了になるゼカは、山東との契約延長を検討する一方で、Jリーグでプレーするブラジル人選手から日本での待遇やプレー環境について聞いたという。
また、ゼカはブラジルメディア『OGol.com』の取材に対して、中国でのプレーについて「給料は非常に良い」と満足感を示したが、これまで対戦したJリーグクラブとの対戦の中で、Jリーグの競技力の高さや環境面に魅力を感じているのかもしれない。