欧州各地で行われている2026年W杯予選。
グループFを戦うポルトガル代表は、11日のアイルランド戦に1-0で勝利し、3連勝を飾った。
ただ、ルベン・ネヴェスの決勝ゴールが生まれたのは、終了間際の後半アディショナルタイムで、辛勝といえる展開だった。
後半30分には相手のハンドからPKのチャンスを得るも、40歳のクリスティアーノ・ロナウドが痛恨の失敗。
真ん中を狙ったシュートは、相手GKクィービーン・ケレハーの足に阻まれた。ロナウドはその瞬間、思わず顔を覆っていた。
『A Bola』によれば、ロナウドはPK失敗をファンに謝罪していたというが、22歳のポルトガル代表DFレナト・ヴェイガはこう擁護していたそう。
「PKについて?クリスティアーノは何も謝る必要はない。
彼がポルトガルとこの国のサッカーのためにしてきてくれたすべてのこと、そして、いまもやってくれていること、素晴らしいパフォーマンスを考えればね」
一方、値千金の決勝点を決めたネヴェスは、これが代表初ゴール。彼はその得点を今年7月に事故死した同胞ディオゴ・ジョタに捧げていた。
ネヴェスは亡き親友ジョタがポルトガル代表で背負っていた21番を継承。
試合後には「(ジョタが力をくれたと)思う。代表初ゴール、しかもこの背番号でのゴールは、これ以上ない形だった。これは僕らと一緒にここにいるという彼の意欲と情熱だった」と語っていた。