前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔の日本人4選手が所属するスコットランドの強豪セルティック。

リーグ5連覇を目指すチームは、5日に行われたマザウェル戦に3-2で勝利した。

後半アディショナルタイムにチームを救う劇的決勝ゴールを決めたのは前田(旗手は59分プレー、山田と稲村は欠場)。

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27歳の前田は、昨シーズン33ゴールとキャリアハイの活躍を見せた。ただ、この夏に希望していた移籍が破談になった影響もあってか、今シーズンはこの得点を含めても3得点と低調気味。

『BBC』などによれば、ブレンダン・ロジャーズ監督は、前田についてこう話していたそう。

「これは彼と家族にとってとても大きなことだ。この夏のすべてが彼に影響を与えたのは間違いない。

我々は彼を残留させた。なぜなら、彼にはペナルティエリア内での能力があるからね。だから、彼のことが本当に嬉しい。

この4年、彼は全てを尽くしてきてくれた。心と魂をこのクラブに捧げてきた。

(移籍破談に)彼が失望したのは当然だし、私はそのことを完全に尊重している。それでも彼は毎試合ハードワークしてくれる。彼には特別な気持ちがある」

移籍破談に同情しつつ、活躍を称賛していた。

前田はこの日も右ウィングとして先発。『Glasgow World』は「試合を通して本来の姿ではなく、自信もなさそうだったが、最後に必要な場面で力を発揮した」として採点で6点の評価を与えていた。

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前田本人も試合後のインタビューで「個人でもうまくいなかったし、チームとしてもうまくいかなかった。でも、内容はよくないですけど、チームが勝つことが重要なのでよかった」と話しており、まだ本調子ではないようだ。

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