チリで開催中のU-20ワールドカップ。

U-20日本代表はグループステージを3連勝で突破した。しかも、7得点無失点と強さを見せつけ、現地でも優勝候補と目されている。

そうしたなか、サッカーの王国ブラジルはグループステージ最下位で敗退となった。

グループCを戦ったブラジルはメキシコに2-2の引き分け、モロッコに1-2で敗れると、スペインにも0-1で敗戦。わずか勝点1しか得られずに、敗退が決まった。

5度の優勝を誇るブラジルがU-20W杯のグループステージで敗退するのは初(南米予選での敗退は何度かある)。

ブラジル紙『Globo』は「ブラジルはU-20W杯で史上最悪の結果になった。初のグループステージ敗退を喫し、3試合でわずか勝点1に終わった」と伝えていた。

ハモン・メネゼス監督は敗退後にこう述べていたそう。

「誰もがとても悲しんでいるし、失望している。6回目の出場だが、グループステージ敗退は初めて。厳しい打撃だ、こんなことは予想していなかった。

ファンは落胆しており、この時点で批判も出てくるだろう。どんな状況にも備えなければいけない。

準備不足が原因だと思う。22日に集まって、28日には初戦を迎えた。状況を全体的に分析する必要がある。

このような形でなければ、選手たちの多くは(所属クラブから)派遣されなかっただろう。この選手たちが最後に90分間プレーしたのがいつだったかを調べてみれば、ほとんどの選手が…」

U-20ブラジル代表メンバーには、すでにフル代表でも主力といえる19歳エンドリッキ(レアル・マドリー)やエステヴァン(チェルシー)は含まれていない。

それでもメンバーが集まったのは大会直前で、準備不足の影響が否めなかったと指揮官は感じているようだ。

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なお、グループCはモロッコ1位、メキシコ2位、スペイン3位という結果になった。

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