4日に行われたブンデスリーガ第6節、日本代表MF堂安律が所属するフランクフルトは、王者バイエルンをホームに迎えた。

代表では背番号10を背負う堂安は、右サイドで先発出場。

UEFAチャンピオンズリーグにも出場する強豪同士の対決とあって、拮抗した展開が予想されたが、試合が動いたのは開始からわずか15秒ほどのことだった。

キックオフ直後、GKマヌエル・ノイアーからのロングボールをフランクフルトのDF陣が処理しきれず、こぼれ球がFWセルジュ・ニャブリに渡る。

ニャブリがゴール前へクロスを上げると、これにFWルイス・ディアスが合わせ、バイエルンが開始早々に先制点を奪った。

前半9分には、堂安がキーパーとの1対1の決定機を迎えるも、ノイアーが巧みにセーブ。

果敢に攻めるフランクフルトは、前半14分、右サイドの深い位置でボールを持った堂安からパスが繋がり、FWジャン=マテオ・バホヤが豪快なシュートを放つ。

これがゴールネットを揺らし、フランクフルトが追いついたかと思われたが、シュート前のシーンで堂安にハンドがあったとして、ゴールは取り消しとなった。

その後、FWハリー・ケイン、ルイス・ディアスに追加点を決められ、試合は3-0でバイエルンが勝利。

堂安はフル出場で存在感を示すも、結果を残すことはできなかった。

ドイツ紙『Frankfurter Rundschau』はこの試合における各選手のパフォーマンスを採点。

堂安については「まずまず」と評価し、「右サイドで機敏な動きを見せ、序盤には良いチャンスもあったが、ノイアーに阻まれた。ハンドによる同点弾取り消しは不運だった」と評している。

代表ウィークを挟み、堂安の古巣であるフライブルク戦、そしてCLのリヴァプール戦を控えるフランクフルト。

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ハードな日程の中で堂安はチームを引っ張る活躍を見せられるか。

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