今季途中からRB大宮アルディージャを率いることになった宮沢悠生氏。
トップチームの監督は初挑戦となるが、レッドブルグループの現場で培った欧州最先端の知見をどのように大宮に還元するのか、その動向が注目されている。
そうした中、オーストリアメディア『sn』は、宮沢氏が大宮の新監督に就任する前までアシスタントコーチを務めていたオーストリア2部のリーフェリングの新たな人事について報道。同記事内でリーフェリングの役員が宮沢監督について言及している。
現在40歳の宮沢氏は、ドイツ1部のケルンで長澤和輝と大迫勇也の通訳を務めた後、2019年からオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクのアカデミーのアシスタントコーチとして働く傍ら、南野拓実、奥川雅也の通訳も担当した。
その後はザルツブルクのセカンドチームに該当するリーフェリングのアシスタントコーチやザルツブルクU-18の監督を務め、昨年から再びリーフェリングのアシスタントコーチに復帰。今月24日に、今季からレッドブルグループ傘下となった大宮の新監督就任が電撃発表された。
27日に行われたJ2第31節ジュビロ磐田戦では、4-3で接戦を制して自身の初陣を飾った。
リーフェリングのマンフレート・パミンガーMD(マネージングディレクター)は、同メディアの取材で「すべてが非常に早く進みました」と、宮沢氏の大宮行きの舞台裏を明かした。
続けてパミンガーMDは「彼のチャンスを邪魔したくありませんでした。ユウキは長くクラブにいて、素晴らしい素質の持ち主です」と評価した。
なお、宮沢氏の後任となるリーフェリングのアシスタントコーチには、29歳のシュテファン・ショーバラー氏が就任する。今年7月まで同クラブのアシスタントコーチを務め、その後ザルツブルクのアカデミーで指揮を執っていたが、宮沢氏の退団によりわずか2カ月で復帰することになった。
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