今夏、英2部バーミンガム・シティに1000万ポンド(約20億円)の巨額の移籍金で入団した日本代表FW古橋亨梧。
現状ではカップ戦での1得点に留まり、リーグ戦では無得点と思ったような結果を出すことができていないが、バーミンガムで古橋を非難する声は決して多くない。
現地メディア『EFL ANALYSES』の解説によると、その理由はバーミンガムのクラブ自体が抱える問題にあるという。
同メディアのグレアム・ベイリー氏は「世界を驚かせたのはどのバーミンガムの選手ですか?バーミンガムのトップスコアラーは2ゴールを挙げています」と皮肉交じりのコメントを残した。
今季の同クラブは深刻な得点力不足に悩まされており、一時はチームの総得点数でリーグ最下位を記録するほどだった。
そうしたチーム状況下、結果には繋がっていないものの古橋が得点の期待値に関連する指標(xG)では、チームのエースストライカーであるFWジェイ・スタンスフィールドを上回っており、クラブ内でもトップクラスであるというデータも示されている。
また、ペナルティキックを除いた期待ゴール数では前述のスタンスフィールドを倍近く上回っているという衝撃のデータも明らかになった。
また、同メディアは高額な移籍金によって古橋にかかるプレッシャーについても、古橋に限らず、昨夏加入した岩田智輝をはじめ多くの選手が同様のプレッシャーを受けているとも解説。
チームはプレッシャーに負けず、プレミアリーグ昇格を実現できるだろうか。今後に期待だ。
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