エジプトに続き開催国チリを破り、2連勝でグループステージ突破を決めたU-20日本代表。
20歳以下世界一を決めるU-20ワールドカップの舞台で、船越優蔵監督率いるチームはここまで非常に高いパフォーマンスを発揮している。
こういった大会では、スタメンで出場する11人はもちろんのこと、途中から入る交代選手の活躍も不可欠。チリ戦では、FC今治のMF横山夢樹が大きな仕事をやってのけた。
79分、先制点につながるPKを獲得した齋藤俊輔に代わり投入された横山。エジプト戦に続く途中出場だったが、今回は流れが相手チームへ傾いている中での出場だった。
しかし、9月23日に20歳の誕生日を迎えたばかりの攻撃的MFは、出場からわずか3分後、ロングボールのこぼれ球を拾うと、エリア外から右足を一閃。ボールは見事に左隅のゴールネットを揺らした。
苦しい時間帯を迎えていた日本にとってはまさに値千金の追加点。勝利を大きく手繰り寄せるゴールとなった。以下は試合後のフラッシュインタビューでの横山のコメント。
――完全アウェイの中での勝利。自身のゴールを振り返って。
「あそこでフリーで持ったら、試合に出る前から振ろうと思っていました。それがうまく点につながって良かったと思います」
――スタジアムに駆けつけてくれたサポーター、日本のサポーターに向けてメッセージを。
「現地まで来てくれたサポーターは、30時間くらいかけて来てくれているので、本当に勝てて良かったです。これから先も試合があるので、日本で観てくれている方々もぜひまた応援してほしいと思います」
帝京高校出身で、2024年に同じU-20日本代表のDF梅木怜とともにFC今治へ加入した横山夢樹。
元Jリーガーの横山博敏を父、ベルギー1部のヘンクに所属する横山歩夢を兄に持つ20歳は、今季J2でも19試合5ゴールと結果を残しており、今後さらなる活躍が期待される一人だ。
グループ2連勝でラウンド16進出を決めたU-20日本代表。次戦は3日(金)、グループステージ最終節でニュージーランドと対戦する。
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