「退場祭り」と聞くと、サッカーファンはどのような試合を思い出すだろうか。
多くのオールドファンは2006年FIFAワールドカップ、ポルトガル対オランダの通称「ニュルンベルクの戦い」を思い出すかもしれない。
同試合では両チーム合わせて4人の退場者が発生したが、2025年9月29日、これを超える「迷試合」が誕生した。
韓国1部済州SKFCは29日、水原FCと対戦。3-4で敗北し、4連敗を喫した。
試合は35分から済州のDFソン・ジュフンが退場となるなど前半から済州が少ない人数での戦いを強いられる展開となったが、問題が起こったのは後半アディショナルタイムでのこと。
済州のGKキム・ドンジュンがペナルティエリア外での手の使用により退場となり、交代枠を使い果たしていたチームは長身のブラジル人MFイタロ・バルセロスを急造GKとして起用。
これ以降、雰囲気が過熱したスタジアムで、既にイエローカードを1枚提示されていたDFアン・テヒョンが審判への抗議で退場、MFイ・チャンミンもファウルでレッドカードを提示され、済州だけで計4人の退場者を出してしまった。
現地紙『スターニュース』によると、Kリーグにおける単一チームの一試合での退場者数は2名が過去の最高記録。両チーム合わせた退場者数も3名が過去の最高記録だったという。そのため、今回の済州の記録はそのいずれも更新してしまった形となる。
また、『エクスポーツニュース』は、韓国サッカー連盟がクラブと各選手に経緯の報告を要請したほか、必要だと判断した場合追加の懲罰委員会を開催する可能性も検討していると報じている。
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