日本代表MF南野拓実が所属するモナコは、27日に行われたリーグアン第6節ロリアン戦に1-3で敗れた。

昨シーズン3位だったモナコにとって、2部から昇格してきたロリアンは格下といえる相手だが、前半38分にDFティロ・ケーラーがこの日2枚目のイエローカードをもらって退場になると苦しい展開を強いられた。

モナコは相手にシュート19本を打たれ、先発した南野は後半20分で交代した。

『Maxifoot』は「試合開始30分にチーム最初の攻撃を仕掛けたのは評価に値する。それ以外は?今日の日本代表選手にはそれほどの活躍はなく、むしろ期待外れだった」として、南野に4点の評価を与えていた。

この日のモナコは今シーズン初めて3バックを採用。南野をトップ下に置く3-4-1-2システムで挑んだが、ケーラー退場でプランが狂ったようだ。

クラブ公式サイトによれば、アディ・ヒュッター監督は試合後にこう述べていたそう。

「試合の立ち上がりは非常によかった。相手陣内で試合をコントロールしていたが、ロングシュートやクロス、背後へのパスを十分に試みることができなかった。

ただ、深い位置で守りを固める相手に対して解決策を見つけることはサッカーで最も難しいことだ。

(ケーラー退場後は)2人のアタッカーをピッチに残したかったのだが、あまりにも簡単に2失点してしまった。相手に脅威を与えるための解決策を見つけられなかった。

最初の20分を振り返ると、3バックは一度も危険にさらされなかった。また、中盤で5人の選手が欠場していたため、そのポジションを守る必要があった。

私は言い訳をするタイプではないが、我々のようなチームにとって、5人のMF不在でプレーするのは容易ではない。

立ち上がりはよかったので、このシステムが失敗したとは言わない。選手たちを責めるつもりもない。彼らはベストを尽くしてくれた。批判すべきは、失点が多すぎたこと」

モナコは開幕6試合で10失点と失点が多く、指揮官は分析が必要と語っていた。

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そうしたなか、モナコは10月1日にマンチェスター・シティとのUEFAチャンピオンズリーグを戦う。ヒュッター監督は「彼らは世界最高のチームのひとつ、ベストを尽くさなければいけない」と口にしていた。

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