今シーズンの開幕からまもなくフェネルバフチェを解任されていたジョゼ・モウリーニョ監督であるが、それからわずか3週間で古巣でもあるベンフィカの指揮官に就任することが決定した。

フェネルバフチェではチャンピオンズリーグ予選でベンフィカと対戦して敗れたこともあって解任されたと伝えられていたが、なんとそのキッカケとなったチームに移るという異例の事態に。

就任会見ではマヌエル・ルイ・コスタ会長とともに様々な質問に答えたモウリーニョ監督。『World Soccer Talk』によれば、フェネルバフチェについて以下のようにコメントしていたという。

「私のキャリアはとても豊かなものであり、様々な国で監督を務めることができた。間違った選択をしたこともあるが、それに後悔はない。

チームが何をうまくやったか、何がうまく行かなかったのかはよく分かっている。フェネルバフチェに行ったことは間違いだったが、最後の日まで全力を尽くしてきた。

4バックでプレーしたかったのに、チームには7人のセンターバックと1人のサイドプレーヤーしかおらず、思い描いていたシステムを実現することはできなかった。そして私が去った翌日に5名の選手と契約した」

フェネルバフチェでは主に3-4-1-2のシステムを使用していたモウリーニョ監督であったが、実際のところは選手の構成がうまく行っておらず、4バックを使うことができなかったという理由があったようだ。

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なお、モウリーニョが解任されたあとを引き継いだゼキ・ムラト・ギョレ暫定監督はコンバートや新加入の選手を使って4バックに変更し、正式な後任となったドメニコ・テデスコも4バックを継続。新体制での3試合は2勝1分けと負け無しで歩みを進めている。

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