この夏にイングランド2部サウサンプトンからドイツ1部ブレーメンに移籍した日本代表DF菅原由勢。

GKミオ・バックハウスこと長田澪と同僚になった25歳の右サイドバックは早くも新天地での評価を高めている。

菅原がここまで出場したのは、3-3の引き分けとなったレヴァークーゼン戦、4-0で勝利したボルシアMG戦の2試合だけ。

そうしたなか、『Bild』は、こう伝えていた。

「菅原は、プレミアリーグから降格したサウサンプトンから1年間の期限付き移籍で加入した。チームには右サイドバックの選手が不足していたため、待望の加入となった。

そして、この日本人代表選手は、2試合の出場でブレーメンが彼を獲得した理由を証明してみせた。

この移籍はちょっとした幸運によって実現した。彼はAZ時代から注目を集めていたが、セリエA移籍が急遽破談になった後、突如として市場に現れ、ブレーメンはそのチャンスに飛びついたのだ。

彼はすぐにチームに溶け込み、順応に問題を抱えることはなかった。これは長田の尽力によるところも大きい。日本人の母とドイツ人の父を持つ彼は、菅原と完璧なコミュニケーションをとっている。

(菅原のフィットぶりは)ピッチ上でも明らかだ。レヴァークーゼン戦では何度も攻撃に参加し、ボルシア戦では、アメリカへの過酷な国際遠征にもかかわらず、誠実な守備で今季初の無失点に貢献した。

菅原がこの調子を維持すれば、シーズン終了後に600万ユーロ(約10.3億円)の買い取りオプションを行使することが、ブレーメンにとって正しい決断となるかもしれない」

菅原はセリエA移籍が破談になった結果、移籍することになったブレーメンで好調ぶりを見せている。

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ただ、日本代表は3バックを採用しているため、菅原の代表での立ち位置は微妙なものになっている。

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