かつて香川真司もプレーした世界的名門のマンチェスター・ユナイテッド。だが、近年は低迷しており、昨シーズンはプレミアリーグで屈辱的な15位に沈んだ。
そのユナイテッドは、14日に行われた宿敵シティとのマンチェスターダービーで0-3の敗戦を喫した。
3-4-2-1システムを採用するルベン・アモリン監督は、この日もルーク・ショウを3バックの一角で起用。ただ、本来左サイドバックである彼は、シティ相手に厳しいプレーを強いられた。
そうしたなか、ユナイテッドのレジェンドであるご意見番ロイ・キーンは、『Sky Sports』で、こう噛みついていた。
「最初の失点でのショウだが、彼は代表選手だ。あのような形でやられるのは…(よくない)。
ショウはユナイテッドで長年、何をしても咎められなかった。常に怪我をしていて、完全にフィットした状態になく、エクスキューズになっていた。
その後、彼は数試合出場すると、まるで相手にタックルしたくないかのような判断をする。
今回のダービーのスタッツを見直したが、イエローカードが1枚もなかった。雨も降っていて、タックルが飛び交う状況だったのに。
打ち負かされたマンチェスター・ユナイテッドはピッチを去ったが、イエローカードは1枚もなかった。
マンチェスターダービーだぞ。1週間はベッドから起き上がれないくらいなのに、イエローカードが1枚もない!
タックルにトライしろ、誰かを叩こうとしろ。サッカーはフィジカルのスポーツだろ」
アンソニー・テイラー主審が担当した今回のダービーでは、両チームに8つずつのファウルがあったものの、カードは1枚も提示されなかった。
ファウルも辞さないハードなプレーが売りだったキーンからすると、この展開でカードが出ないプレーに終始したことが理解できなかったようだ。
なお、ユナイテッドは開幕4試合で1勝1分2敗。Optaによれば、ユナイテッドにとって開幕4試合で勝点4は、プレミアリーグ初年度の1992-93シーズン以来となるワースト記録だそう。