かつて弱冠17歳にしてイングランド代表でデビューしたラヒーム・スターリング。30歳になった彼はチェルシーで苦境にある。

2022年にマンチェスター・シティから加入したものの、人材過多のチェルシーで構想外になると、昨シーズンはアーセナルへレンタル移籍。

今夏には2027年6月末までの契約があるチェルシーに復帰したものの、移籍先は見つからず。現在はチェルシーに在籍しているものの、背番号もない登録外で、公式HPの選手一覧にも記載されていない。

そうしたなか、『BBC』は、スターリングは3000万ポンド(約59.8億円)の残り給与を抱えたまま、チェルシーで追放状態にあると伝えた。

スターリングはチェルシーと週給32.5万ポンド(約6489万円)という破格の契約を結んでいるものの、トップチームで出場できるのは早くても来年1月以降。ただ、そのシナリオが実現する可能性は低いという。

チェルシー側はスターリングへの高額な給与支払いに難色を示している一方、選手側もクラブに対して契約解除の容易な道筋を与えたくない模様。スターリングはトップチームの施設利用が制限されており、孤独な状態にあるという。

チェルシーはこの夏にスターリングを放出する明確な意思があったものの、それは実現せず。

スターリングの息子はアーセナルのアカデミーに所属しており、彼は家族のためにもロンドン近郊に留まりたい考えが強いという。そのため、ユヴェントスやレヴァークーゼンへの移籍はまとまらず、ロンドンにあるフラム、クリスタル・パレス、ウェストハムへの打診も実らず。

いま最も「給料を貰いすぎ」なスター選手5人

スターリングはこの1年間、サウジアラビアからの高額オファーを断ってきたため、給与面が決定的な要因ではないというが、現時点では身動きが取れない状況にあるようだ。

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