J1の横浜F・マリノスは25日、MF山村和也が海外移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することになったと発表した。
山村は1989年12月2日生まれの35歳。長崎県長崎市出身で小学生の頃から高い評価を受け、国見中学から国見高校へ進学。U-18から世代別代表に選ばれ、流通経済大学時代の2010年に異例の日本代表デビューを飾った。
2012年に鹿島アントラーズへ加入。当初はセンターバックだったが徐々にボランチでの出場が増え、2016年に移籍したセレッソ大阪ではユン・ジョンファン監督のもと、トップ下としてブレイクした。
2017シーズンにカップ2冠を達成すると、2019年に移籍した川崎フロンターレでもそのマルチな才能を発揮。主にバックアッパーとしてチームを支え、時に前線でもプレーした。
足もとの技術が向上したことでビルドアップにもセンスを見せ、DFに怪我人が続出した2023年は天皇杯制覇に大きく貢献。34歳で横浜FMへ加入したが、ここでもバックアッパーの役割に終始していた。
横浜FMは週末の試合でFC町田ゼルビアと引き分け、ついにJ2降格圏から脱出。戦力の整理も進む中で、35歳にして初の海外挑戦となる山村の新天地が注目される。
【Qolyインタビュー】ヴィッセル神戸退団時「もう自分は終わってもいい」と引退も考えたMF中坂勇哉…FC BASARA HYOGOで歩む新たな道