ドイツ1部のブレーメンに所属するミオ・バックハウスこと長田澪。
ドイツ人の父と日本人の母を持つ21歳で、U-20ドイツ代表でもあるが、日本サッカー協会も動向を注視している。
2023年にレンタル移籍したオランダのフォレンダムで評価を上げ、世界的強豪バルセロナから関心を寄せられるまでになった。
ブレーメンに復帰した昨季は、守護神ミヒャエル・ツェッテラーの控えになり、出番を得られず。
そのツェッテラーは今夏にフランクフルトへ移籍。ブレーメンの正GKに抜擢された長田は、23日に行われたフランクフルト戦でブンデスリーガデビューを果たした。
長田とツェッテラーとの対決にもなった試合で、ブレーメンはシュート18本を許し、1-4で敗戦。ほろ苦いブンデスデビューとなった長田だが、クラブ内での評価は高い。
『Die DeichStube』によれば、ブレーメンのGKコーチであるクリスティアン・ファンダーは、長田についてこう話したとのこと。
「彼は今シーズン、正GKとしてスタートする。ツェッテラーの時と同じように、どれだけ長くその地位を維持できるかは彼自身次第だ。
しかし、我々は彼を大いに信頼している。彼と彼の能力を絶対的に信頼している。たとえ彼がミスを犯したとしても、その信頼は決して揺るがない。
ミオとツェッテラーを単純に比較すべきではない。いくつかの分野では既に彼の方が優れているかもしれない。
しかし、足元でのボール扱いとなると、ツェッテラーに匹敵する選手を見つけるのは非常に難しいだろう。
これはミオのせいではなく、むしろこの分野で彼より優れた代表選手がほとんどいないという事実によるものだ。
もちろん、ミオはこの分野でまだ成長の余地があり、近年すでにその成長を見せている。このまま成長を続けて、公式戦での経験を積んでいけば、状況は大きく改善するだろう」
まだ足元の技術ではツェッテラーに及ばないとしつつ、相当な信頼を寄せているようだ。また、「ミオのライバルとなるGKを探している」とも語っていた。
ブレーメンは、30日の第2節でレヴァークーゼンと対戦する。
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