セレッソ大阪は21日、レアル・ソシエダの下部組織でプレーしていたMF久保瑛史の獲得を発表した。
同選手は日本代表MF久保建英の弟であることから、日本のサッカーファンから多くの注目を集めている。
この移籍については、スペインの地方紙『Noticias de Gipuzkoa』も報じている。
現在17歳の久保は、2022年にソシエダの下部組織に入団し、2023年からはU-18チームに該当するフベニールBでプレー。
身長173センチのレフティである兄に対し、同選手は身長180センチ・右利きの大型ボランチで、ゲームメイクを得意としている。
同メディアによると、久保の日本復帰の背景には、「学業上の選択」があったという。
記事では「この夏、重要な進路の決断を迫られていた。すなわち、ギプスコアで学業を続けるか、日本で新たな学びのステージを始めるか。そして最終的には日本での進学を選んだ。その結果、C大阪への加入が決まった」と移籍の背景が記されていた。
ソシエダは久保の状況を全面的に理解し、同選手が望む道を自由に選べるよう配慮したとのことで、双方の良好な信頼関係が伺えた。
久保瑛史はC大阪入団に際して「一日でも早くセレッソ大阪の一員としてチームの力になれるように、そして勝利に貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」とコメントした。
また、同メディアは兄の久保建英の近況についても言及。「建英は以前まで、母親と瑛史とともにサン・セバスティアンに住んでいたが、現在はギプスコア洲で一人暮らしをしている」と伝えている。