現在イタリア・セリエAのパルマに所属している日本代表GK鈴木彩艶は、今季も同クラブで戦うことを宣言したという。

昨季の活躍によってチームを残留へと導いた鈴木には、ヨーロッパのビッグクラブから多くの関心が寄せられていると伝えられており、マンチェスター・ユナイテッドが4000万ポンド(およそ73.5億円)の移籍金を準備しているとも報じられていた。

ただ『Tuttomercatoweb』によれば、鈴木は移籍に関するインタビューで以下のように話し、今季もパルマでプレーすることを宣言したとのことだ。

「多くの噂が流れていたことは知っているが、自分はパルマでのプレーに集中しているし、シーズンを順調にスタートさせられるように準備しているよ。

パルマが素晴らしいオファーをくれたから、すぐにこのクラブを受け入れて加入することを決めたんだ。昨季は成長の大きな機会になったし、自分の選択にとても満足している。

イタリアでの最初のシーズンは、最終的にセリエA残留という目標を達成することができた。かなり成長できたし、いい年を過ごせたと思う。

昨季は準備の大切さを学ぶことができた。しっかりとトレーニングすることによって、取り組んだ部分でいいパフォーマンスを見せることができるようになると。

第一に、まずは失点をもっと減らしたい。昨季はそれがかなり多かったからだ。それが個人的な目標であるし、チームとしてただ残留のために戦うだけでなく、基準となるハードルを上げていきたい」

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セリエAの中でも傑出したゴールキーパーの一人として評価されるようになった鈴木。現在も多くのクラブが彼の獲得を検討しているとのことだが、今夏の移籍については「封印」しているようだ。

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