J3のザスパ群馬は20日、松本山雅FCのMF山口一真が期限付き移籍にて加入することが決まったと発表した。
山口は1996年1月17日生まれの29歳。FC東京U-15深川から山梨学院高校、阪南大学を経て、2018年に鹿島アントラーズでプロ入り。3年目の2020年に水戸ホーリーホックへ期限付き移籍すると、J2で35試合15ゴールという鮮烈な活躍を見せた。
10番を背負い、スーパープレーを連発する姿は大ブレイクを予感させたが、シーズン終盤の11月に左膝前十字靭帯と左膝外側側副靭帯を損傷。
その後、松本山雅FCを経て期限付き移籍で加入したFC町田ゼルビアでも、今度は右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、再び長くピッチを離れることになった。
復帰した松本では昨季25試合3ゴールの成績を残したが、今季はここまで出場なし。今回、群馬への期限付き移籍を決断した山口は、以下のように語っている。
ザスパ群馬公式
「ザスパ群馬のサポーターの皆様、初めまして。松本山雅FCから期限付き移籍で加入することになりました、山口一真です。
開幕前にオーバートレーニング症候群になり難しい状況にも関わらず、ザスパ群馬には僕がもう一度サッカー選手としてのチャレンジができる環境を与えてくださり、本当に感謝しかありません。
この感謝の気持ちをピッチで表現できるように頑張りますので、これからよろしくお願いします」
松本山雅FC公式
「いつも応援してくださるサポーターの皆様、お久しぶりです。山口 一真です。
まずは皆様に隠していたことを素直にお伝えします。僕は開幕前にオーバートレーニング症候群になり、チームを離脱していました。
サポーターの皆様が、僕のことをいつも応援してくださっているのにも関わらず、期待を裏切ってしまうような形での移籍になってしまうことが本当に心苦しいですが、いつも皆様の応援にたくさん励まされていました。
また、復帰に至っては、たくさんのスタッフ陣やスポーツダイレクターにサポートをしてもらい、環境を変えてチャレンジしたいという自分の考えもクラブに後押ししていただきました。
本当に、松本山雅に関わる全ての方に感謝しています。そしてサポーターの皆様のことを最高に心強く、本当に日本一だと思っています。
どうか温かく見守ってください。またお会いできる日を楽しみにしています!」
山口は、開幕前にオーバートレーニング症候群になり、チームを離脱していたとのこと。復帰できたことへの感謝を表しつつ、「この感謝の気持ちをピッチで表現できるように頑張ります」と綴った。
なお、山口は契約上、松本山雅FCとのすべての公式戦に出場することができない。
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J3で現在13位のザスパ群馬は今週末、23日(土)に11位の栃木SCとホームでの北関東ダービーに臨む。