かつてトッテナムで『Newベイル』と将来を渇望された元イングランド代表MFアンドロス・タウンゼント。
今夏からタイ1部のカーンチャナブリー・パワーFCに入団した同選手が、タイへ最初にやって来たときの行動が話題になっている。
イギリスメディア『TALK SPORT』は今月8日、東南アジアへ電撃移籍したタウンゼントのインタビュー記事を掲載した。
現在34歳のタウンゼントは、トッテナムの下部組織出身で、2009年にトップチームに昇格。
快速を生かしたドリブル突破を武器に、トッテナム時代は『Newベイル』と期待されていたが、クリスタル・パレスでプレーしていた2021年に前十字靭帯を断裂し、以降はキャリアの下り坂を転げ落ちていると言われていた。
タウンゼントは、前十字靭帯断裂から復帰するために医学的治療に努めたが、「何も効果がなかった」と話した。
32歳で現役引退も考えた同選手は最終手段として、ヨガなどの代替医療と自然食品の摂取を取り入れた。すると、3カ月ほどでケガが治り、ルートン・タウンの選手としてプレミアリーグに復帰したと言う。
今夏、トルコ1部アンタルヤスポルからカーンチャナブリーへ移籍したタウンゼントは、欧州から離れることで、加工食品の食生活から抜け出す最良の選択になると考えていたようだ。
「だからここに来たんだよ。ここに来て最初に探したのは鶏の足だったんだ。アジアやタイではかなり人気があるので、到着してすぐに見つけることができた」
タイでの生活について問われた同選手は「簡素化された生活様式であり、どこを見ても農産物直売所がある。自然食品、自然農産物があり、本当にリラックスした暮らしができる。ここ数年、私に起きた関心の変化を考えると、タイは私にとって長くサッカーをプレーするのに最適な場所です」と語った。
元イングランド代表選手の「最初に探したのは鶏の足だった」というエピソードは、タイの複数メディアも翻訳して伝えており、現地でも大きな話題になっているようだ。