Jリーグは12日、7月度における「2025明治安田Jリーグ KONAMI 月間MVP」「月間ベストゴール」「月間優秀監督賞」「月間ヤングプレーヤー賞」「月間ベストセーブ賞」の各賞受賞者を発表。
J3の月間優秀監督賞には、6月度に続きヴァンラーレ八戸の石﨑信弘監督が輝いた。
石﨑氏は1958年3月14日生まれの67歳。県立広島工業高校から東京農業大学を経て、1980年に東芝へ加入。現役時代は対人守備に優れたストッパータイプのDFとして活躍した。
コーチ専任後に一度は現役復帰したものの、1993年に改めて引退。1年間社業に専念したのち退社すると、1995年には早くもNEC山形(モンテディオ山形)で監督に就任する。
その後も多くのJクラブを率い、2006年の柏レイソルと2014年のモンテディオ山形でJ1昇格、2017年のテゲバジャーロ宮崎ではJFL昇格を達成した。
2023年から八戸を率いており、就任3年目の今季、チームは22節終了時点でJ3首位。クラブ初のJ2昇格に向けて好調さを見せている。
以下は、7月度のJ3月間優秀監督賞を受賞した石﨑監督のコメントと、Jリーグ選考委員会による総評。
石﨑信弘監督
「この度は、6月度に引き続き、2025明治安田J3リーグ7月度の優秀監督賞に選出いただき、誠にありがとうございます。ファン・サポーターの皆様やパートナー企業・ホームタウンの皆様、クラブを支えて下さっている全ての皆様に先月に重ねて御礼申し上げます。チームは現在首位に位置していますが、一番大切なのはシーズンが終わった際に自分たちが何位にいるかです。先を見ずに目の前の一試合にクラブ一丸となって臨んで参りますので、チームへのより一層のご声援・サポートを何卒よろしくお願いいたします。」
足立修委員長「こんなに暑い中よく走っている。非常にアグレッシブなサッカーをしている」
橋本英郎委員「文句なしの連勝。得点も取れて守れる」
本並健治委員「今月全勝で文句なし」
近賀ゆかり特任委員「これまでの良い守備に加え、攻撃も機能してきて結果が出ている」
平畠啓史委員「7月4連勝。6月から負けなしで連勝を『6』に伸ばし、中断前に首位に立った八戸。相手に考える余裕を与えないプレスは強烈で、『負けない』ではなく『勝ち切る』チームを石﨑監督は作り上げている。スタメンを変えずに固定。11人に対する信頼がある一方で、それ以外の選手もしっかりと仕事をしている。チームマネジメントがすごい。戦術やトレンドではなく、勝つための大前提をブレなく続けている監督」
なお、J1はヴィッセル神戸の吉田孝行監督、J2は水戸ホーリーホックの森直樹監督が7月度の月間優秀監督賞を受賞している。