2019-20シーズンまでイタリアのトップリーグであるセリエAを戦っていたSPALが、6日に裁判所から破産宣告を受けたとのこと。
SPALは数ヶ月前に行われたセリエCの残留プレーオフに勝利していたものの、今季のリーグに登録するための準備が整わなかったと伝えられている。
『Gazzetta dello Sport』によれば、クラブは財政的な問題を解決するために様々な動きを見せていたものの、根本的な状況を変化させられず、数ヶ月の審問を経て正式に破産宣告を受けることになったという。
現状でSPALはサッカーでの活動をすることができず、営業を停止せざるを得ず、実質的にクラブは消滅したとのこと。報道によれば、「SPAL」の名前自体がオークションにかけられる予定であるとか。
審理を担当したアンナ・ゲディーニ判事は、選手やスタッフ、サプライヤーなど関係者に対する1000万ユーロ(およそ15.6億円)ほどの未払金を処理するために破産管財人を任命し、会社を精算することを命じたとのことだ。
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また、すでにSPALを受け継ぐためのいわゆる「フェニックスクラブ」が設立されており、アマチュアリーグで有志による「アルス・エ・ラボール」というチームが登録されているそう。