かつて中島翔哉がプレーし、現在は永田滉太朗が所属するポルトガルの名門ポルト。
そのポルトは、5日、元キャプテンで現在はディレクター職にあったジョルジュ・コスタが心停止により亡くなったと訃報を伝えた。
53歳のコスタは、頼れるセンターバックとしてポルトで一時代を築くと、ポルトガル代表でもキャプテンを託され、2002年日韓W杯を含めて50試合に出場した。
地元メディアによれば、コスタは火曜日のトレーニングセッション中に心停止を起こし、ポルトのメディカルチームが除細動器などで救命措置を行った後に病院に搬送されたものの、亡くなったという。
同氏は、2022年4月に心臓発作を起こして、カテーテル手術を受けていたというが、当日朝もポルトサポーターに対して、元気な様子でファンサービスをしていたそう。
ポルトの移籍市場について語った『SportTV』のインタビューを終えた直後に体調が急変したというが、猛暑のために、当初予定されていたピッチではなく、トレーニングセンター内でインタビューを行うよう要請したとも伝えられている。
ポルト時代にコスタを指導したジョゼ・モウリーニョ監督(現フェネルバフチェ監督)は、会見で訃報について聞かれると、「私の歴史の一部が消えていく」と声を詰まらせ、悲痛な表情で語っていた。