バルセロナは23日、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが2026年6月30日まで期限付き加入することでマンチェスター・ユナイテッドと合意したと発表した。

この日の午後に行われた非公開の契約式でラッシュフォードと正式に契約したという。契約には買取オプションが含まれているとのことだ。背番号は14番となる。

「バルサは夢が叶う場所です」と語り、幼い頃からバルサを応援し、そのプレースタイルに憧れてきたことを明かしたラッシュフォード。「ここでは才能ある選手たちが本当に楽しんでプレーしている。僕もサッカーを楽しむのが大好きなんだ」と話した。

27歳のアタッカーはタイトル獲得への強い意欲も見せており、「チームを助けたいし、タイトルを勝ち取りたいという強い意欲がある。バルサに来た理由のひとつは、自分をもっと成長させたいというモチベーションと野心なんだ」とコメント。

ハンジ・フリック監督については「彼が昨シーズンに残した仕事は本当に素晴らしかった。今回のプロセスにおいて、彼の存在はとても重要だった」とし、「クレ(バルサファン)からの歓迎に本当に感謝している。早くこのユニフォームを着てデビューしたい」と意気込みを語っていた。

世界的ビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドにおいて、10代の頃からその才能を発揮してきたラッシュフォード。2018-19シーズンからは10番を背負ってきたが、2024年11月に就任したルベン・アモリン監督のサッカーにフィットせず、今年2月にアストン・ヴィラへローンされていた。

今季も引き続き戦力外とみなされる中で、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの移籍が電撃破談に終わったラ・リーガ王者が白羽の矢を立てた格好となる。

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なお、バルセロナは今夏アジアツアーで来日し、7月27日にヴィッセル神戸と親善試合を行う予定だったが、ラッシュフォード獲得の直後、「プロモーターによる重大な契約違反」により電撃的に中止が発表された。

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