J1の川崎フロンターレは16日、天皇杯3回戦でJ3のSC相模原と対戦し、PK戦の末敗れた。

“ジャイアントキリング”を許す結果となったが、試合後には、海外移籍を前提とした手続きのためこの日の活動をもってチームを離脱する日本代表FW山田新がファン・サポーターへ挨拶を行った。

移籍先は、スコットランド王者セルティックとされており、昨季J1で19ゴールを記録した25歳は新天地でさらなる飛躍を目指す。

一方、川崎は山田に代わるFWとして、セルビア1部ヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドの元U-19セルビア代表FWラザル・ロマニッチを獲得すると報じられている。

27歳のセルビア人アタッカーは昨季、冬の移籍を挟みながらセルビア1部リーグで36試合14ゴール9アシストを記録。ウィングもこなす点取り屋としてブレイクした。

現在J1で6位の川崎にとってはさらに上位を狙ううえで重要な一手となりそうだが、ロマニッチの日本行きはどうやら元Jリーグ指揮官が関与しているようだ。

地元メディアの『Dnevnik』は16日、ロマニッチの移籍について「かつてヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドの監督を務め、日本でも信頼を得ているランコ・ポポヴィッチ氏が仲介役として関与しているとみられる」と伝えた。

JリーグでもFC町田ゼルビアやFC東京など複数のクラブを率いたポポヴィッチ氏。最近では2024年に鹿島アントラーズの監督を務めたことで知られる。

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58歳となった彼だが、日本サッカーとのつながりはまだまだ健在の様子。ロマニッチ移籍の動向も含め今後が注目される。

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