今夏に韓国でのプレシーズンツアーを予定しているイングランド1部ニューカッスル。そんな同クラブを、日韓サッカー界で度々論争となる“あの問題”が襲った。
イギリス国営メディア『BBC』などの複数メディアは2日、ニューカッスルがクラブの第三ユニフォームをお披露目した動画において、旭日旗に似たデザインが使用されたとして謝罪した。
クラブはすでに該当動画を削除、謝罪文と共に旭日旗が映った部分を削除したバージョンを投稿している。
ニューカッスルはクラブ公式X(旧Twitter)で「アディダスとの新しいサードキットへの反響は格別なものでしたが、ローンチビデオには意図せず不快感を与える可能性のあるシーンが含まれていました。お詫び申し上げます。より多くのファンの皆様に楽しんでいただけるよう、該当シーンを削除いたしました」と声明を発表している。
プレシーズンツアーを控える韓国国内でも、この事件は大きな話題に。
韓国メディア『スポーツ朝鮮』は旭日旗の使用について「旭日旗は日本の帝国主義を象徴する。太平洋戦争当時、アジア各国を侵略した時に使用した軍旗だ。大韓民国をはじめ、中国、シンガポール、ロシアなどの国々にとってこの旗は傷跡だ。政治的中立性を強調するスタジアムに登場してはならない。 国際サッカー連盟(FIFA)は、国際試合での旭日旗の使用を禁止している」と独自の見解を論じている。
スポーツ界では、2020年の東京五輪においても、旭日旗の使用が議論となったことは記憶に新しい。日韓間に亀裂を生み続けるこの問題が解決される日は来るのだろうか。