今月の日本代表戦でおよそ1年半ぶりに招集された森下龍矢。

ポーランドの名門レギア・ワルシャワでプレーする28歳のユーティリティ選手だ。

明治大学では一般企業での就職が内定していたものの、プロになることを決意すると、サガン鳥栖、名古屋グランパスを経て、2024年に欧州へ移籍。

ポーランドで”魔改造“されると、2024-25シーズンは14ゴール・14アシストと大暴れ。リーグ屈指の選手になると、サムライブルーに呼び戻された。

その森下が、『Legionisci.com』のインタビューで様々な話題を語った。

保険会社に就職するはずだったことについては、「サッカー選手としてのキャリアを続けるかどうか迷っていた時期があった。理由は単純で、プレーがうまくいっていなかったから。そこで仕事を探し始め、大手保険会社の面接まで受けた。どうしたらいいのか分からず、家族や友人に相談した。彼らはサッカーを続けるように強く勧めてくれたのでそうした」と説明。

ポーランドリーグのレベルについては、「日本では、ポーランドリーグは日本のリーグよりも弱いと思われがちだけど、もしかしたら同じくらいのレベルかもしれない。それともポーランドリーグの方が強いのか、分からない。結局のところ、レギアはチェルシーに勝ったからね」と述べている。

レギアは昨季のUEFAカンファレンスリーグ準々決勝で強豪チェルシーと対戦。2戦合計スコア2-4で敗れたが、2ndレグは2-1で勝利した。

また、当初苦しんだポーランドへの適応についてはこう語っている。

「加入した時は、言語、文化、プレースタイル、そして曇りや雨が多い天候まで、すべてが未知の世界だった。今では完全に適応した。

英語の習得が大きな役割を果たした。最初はコミュニケーションに大きな苦労があった。

チームメイトやスタッフがとても助けてくれたけれど、ピッチ上で言いたいことがうまく伝わらないことがよくあった。そこで集中的に英語の勉強を始め、それが本当に役に立った。次のステップはポーランド語だけど、簡単ではないかもしれない…」