すでに8大会連続8回目のワールドカップ出場を決めている日本代表。森保一監督はこの6月シリーズに向けて、初招集7名を含むフレッシュなメンバーを選出した。
逆に、これまで主力を担ってきた選手たちの多くがメンバー外となっており、今回のスタメン予想は困難を極める。
ただ一つ言えるのは、森保ジャパンにとってこの試合は来年のワールドカップ本大会までに残された非常に貴重な試合の一つだということだ。
今年は7月にEAFF E-1選手権が韓国で開催され、秋にも9月、10月、11月と計6試合の親善試合が組まれている。もちろん年明けにもメンバー発表前最後の3月シリーズがある。
しかし、全力の相手と対戦できるのは今月のオーストラリア戦とインドネシア戦のみ。「ワールドカップ優勝」を目指すチームを作り上げるうえで、この2試合の経験値は何物にも代えがたいはずだ。
それを踏まえて、今回のオーストラリアとのアウェイ戦で先発する11人を以下のように予想した。
日本代表 オーストラリア戦 予想スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:高井幸大、渡辺剛、町田浩樹
MF:遠藤航、鎌田大地、平河悠、中村敬斗、久保建英、鈴木唯人
FW:町野修斗
システムは引き続き3-4-2-1。GKは不動の鈴木彩艶だ。
センターバックは前回の3月シリーズで先発していた高井幸大と町田浩樹の2人に、3バック採用後は初めての招集となる渡辺剛。クラブと同じ3バックの中央でどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。
ボランチはキャプテンの遠藤航と、FAカップ優勝のクリスタル・パレスで3列目として輝いた鎌田大地。ウィングバックは右が今季移籍したブリストル・シティでこのポジションを務めたパリ五輪世代の平河悠、左は中村敬斗と予想する。
シャドーは久保建英と鈴木唯人の2001年生まれコンビ。2024年6月シリーズ以来の招集で、来季フライブルク加入が決まっている鈴木には南野拓実のような立ち回りで決定的な仕事を期待したい。
最後に1トップはこちらも今夏のステップアップが注目される町野修斗。今シリーズ不在の上田綺世と小川航基にプレッシャーをかけるためにはゴールが必要となる。
このように予想してみたが、「見てみたい」のはもちろん今回招集された選手全員。
森保監督の采配を含め楽しみなオーストラリア戦は、日本時間の6月5日(木)20:10からオーストラリアのパーススタジアムで行われる。