今月11日に行われたプレミアリーグ第36節レスター戦でポストに衝突し、試合後に緊急手術を受けたノッティンガム・フォレストのナイジェリア代表FWタイウォ・アウォニイー。
『BBC』によるとアウォニイーは腹部に深刻な怪我を負い、腸破裂という痛ましい事態となった。
12日には一段階目の手術を終えると翌日に昏睡状態に入り、14日には傷口を閉じることを含む二段階目の手術を執行。その日の夕方には人工昏睡状態から目を覚ましたとのこと。
チームメイトで同じくナイジェリア代表のDFオラ・アイナは「親しい人がこのようなことになるのは恐ろしいことですが、全てが計画通りに進んで、すぐに彼から連絡が来ることを神に祈ります」と取材に対して答えた。
2‐2のまま終盤を迎えたレスター戦で、スウェーデン代表FWアンソニー・エランガのクロスボールに反応したアウォニイーだったが、悲劇的にポストに直撃する形となった。
リプレイではエランガはオフサイドの位置にいたが、副審はオフサイドディレイで旗を上げなかった。
このことに対しアイナは「アンソニーは何マイルもオフサイドでした。全世界が見ることができたし、私がいた場所からも見ることができました」「もしオフサイドフラッグが上がれば、このようなことにはならなかった」と現行のオフサイドルールを批判。
また、アウォニイーが怪我を負った後、交代枠を使い切っていたため怪我の影響が明らかに出ていてもしばらく彼を下げなかったヌーノ・エスピーリト・サント監督の行動にも波紋が広がっている。
なお、27歳のアウォニイーはヘント時代に久保裕也、ウニオン・ベルリン時代に原口元気ともプレーしたことがある選手。