ブラジルメディア『Globo』は29日、同国サッカー連盟(CBF)はスペイン1部レアル・マドリーを率いるイタリア人指揮官カルロ・アンチェロッティ監督の代表監督招へいを断念したと報じた。

今季のレアル・マドリーは、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝でアーセナル(イングランド・プレミアリーグ)に2試合合計1‐5で大敗して大会から姿を消した後、今月26日に行われたライバル・バルセロナ(スペイン1部)とのコパ・デル・レイ決勝では延長戦の末に2‐3で敗れて、早くも獲得できる可能性が残るタイトルがリーグ戦のみとなった。

アンチェロッティ監督の今季限りでの退団は確実視されており、世界的名将の来季以降の去就に注目が集まっている。

そのような中、ブラジル代表も2026FIFAワールドカップ南米予選で苦戦しており、ここまで14試合を終えて6勝3分5敗で10チーム中4位に甘んじている。

3月26日にブエノスアイレスで行われたライバルのアルゼンチンとの一戦では1‐4で大敗し、CBFは28日にドリヴァウ・ジュニオール監督の解任を発表した。

不振が続くセレソンの救世主として、アンチェロッティ監督が有力視されていた。

しかし、『Globo』の報道によると、CBFとアンチェロッティ監督の個人合意を知ったレアル・マドリー側が、2026年夏まで残る契約の解除金を支払わない意向を示し、CBFは交渉を諦めたという。

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セレソンの新監督の次なる候補として、現在サウジアラビア1部アル・ヒラルの監督を務めるポルトガル人指揮官ジョルジェ・ジェズス監督が挙がっている。

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