毎熊晟矢が所属するAZは、21日にKNVBカップ(オランダカップ)決勝でゴー・アヘッド・イーグルスと激突した。
土壇場の後半アディショナルタイムにゴー・アヘッド・イーグルスがPKで同点に持ち込むと、勝負の行方はPK戦に。
AZが2人が失敗したのに対して、ゴー・アヘッド・イーグルスは4人全員が成功!
PK戦の末にゴー・アヘッド・イーグルスが初優勝を遂げた。1902年創設ながら、2部にいることが多く、主要タイトルを獲得したことは一度もなかっただけにまさに快挙。
ヒーローになったのは、PK戦で大活躍した25歳のベルギー人GKヤリ・デブセル。
『NOS』によれば、彼は試合中に激しいシュートを顔面でセーブしたせいで左目のコンタクトレンズが破損するトラブルに見舞われていたとか。
「変な感じだね。言葉がない。少年時代の夢がここで叶った。
改善するかどうかを見るためにレンズを交換した。視界がぼやけていたのはそのせいさ。しばらくするとよくなったよ(笑)PKは両目を使って止めることができた」
また、40歳のポール・シモニス監督も胴上げされるなど英雄に。
4バックだった相手に対して終盤にストライカー3人を投入した戦術が的中。さらに、優勝を決める最後のPKを決めたのは、今季あまりプレーしていない22歳の若手だったが、PK要員として用意していたとか。
指揮官は「今日は人生で最も特別な日」「まだ携帯をチェックしていないけど、(お祝いのメッセージで)かなり膨らんでいると思う」と喜んでいた。