国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は今月1日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス(LA)にあるローズボウルスタジアムを訪れた。
2025FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)のプロモーションのため渡米していたインファティーニ会長は、試合会場となる予定の同スタジアムで、今年LA近郊で発生した山火事の鎮圧に貢献した初期対応者に対し、クラブW杯の観戦チケット3万枚を提供すると明言した。
同日のメディアイベントには、山火事の初期対応者であるカリフォルニア州消防署やLA消防署、LA市警、郡警の代表者が出席した。
大規模な山火事が続いた約3週間、ローズボウルスタジアムは消防隊の本拠地に変わり、鎮圧後も被災者への寄付を行う拠点としての機能も果たした。
インファティーニ会長は「この場所が人々に希望を与えたことこそ、我々がスポーツで心がけていることです。初期対応者が住民を助けるためにここに集まりました。FIFAを代表して、また世界のサッカー界を代表して心からお礼を申し上げたいです」と、山火事と戦った出席者たちに感謝の気持ちを伝えた。
六つの大陸から全32チームが参加する今年のクラブW杯は、6月14日に開幕して7月13日に閉幕する。