日本人選手たちもプレーするフランスリーグ。
今季開幕前には放送局が決まらないため、各クラブが放映権収入を予算化できない危機に陥りかけた。
その後、DAZNが年間4億ユーロ(644億円)で5年の放映権契約を締結したが、『RMC』によれば、DAZNは今季終了後の契約解除を検討しているという。
これは、LFP(フランスプロリーグ機構)が著作権侵害対策を十分に講じていない点、独占コンテンツの制作に対するオープン性の欠如、加入者が目標の三分の一である50万人しか達していない国民の支持の低さなど、いくつかの理由があるという。
DAZN側には、有名選手のアクセスがクラブによって制限されているために価値あるコンテンツを作れていないという不満があるようだ。
今年12月から発動になる契約解除条項があったが、それよりも早く、わずか1年での契約打ち切りを検討している模様。
DAZNは2月分の支払いを半額差し控えていたが、4月30日に支払うはずの7000万ユーロ(112.7億円)の支払いも拒否する姿勢を見せており、そうなった場合にはクラブの財政が不安定化する事態にもなりえる。