日本代表が突破を決めた2026年W杯に向けたアジア最終予選のグループC。
中国は今月行われたサウジアラビア、オーストラリア戦に連敗したことで最下位のままとなった。
史上最多の7万人以上が駆けつけた地元のオーストラリア戦では、GKが痛恨のミスで失点するなどして勝点を得られず。
中国代表を率いるブランコ・イヴァンコヴィッチ監督は、試合後にこう述べていた。
「日本代表のほとんどがヨーロッパでプレーしている、オーストラリアも半分はヨーロッパで活動している。インドネシアもほとんどがオランダやベルギーでプレーしており、帰化選手も多い。
(中国代表は)現在、選手の約60%が所属チームで定期的にプレーできない状態。多くの選手がこのような状況だ。
選手が各チームでコンスタントにプレーできなければ、試合の感覚や状態を維持するのは難しい。これは代表がW杯予選に備える上で不利だ」
この発言は「責任逃れ」だとして、一部では解任論も浮上しているが、中国の『163』は、こんな冷静な指摘を伝えている。
「中国は間違いなくグループCで最弱だ。同時にイヴァンコヴィッチは世界クラスの監督ではないため、中国代表の大きな戦力差を埋めることはできない。
合理的な観点から見ると、中国代表の弱さは、サッカーシステム全体の衰退、若い才能の不足、そして技術的なスタイルの一貫性のなさから生じている。
結局のところ、彼らは他ほど熟練していない。これは一人の監督だけで解決できる問題ではなく、組織的な問題を指揮官に帰するのは公平ではない」
中国の弱さを監督だけのせいにするのはおかしいとのこと。
そのイヴァンコヴィッチ監督にはイラク代表行きの噂も出ている。
昨年のアジアカップで日本を1-2で撃破したイラクだが、今月のアジア最終予選では格下相手に1分1敗と勝点をとりこぼした。グループBで3位に転落したことでスペイン人のヘスス・カサス監督は解任。その後任候補にイヴァンコヴィッチ監督も浮上しているという。