モナコの公共放送で解説者を務めていた元バスケットボール選手のローラン・シアラが、突如停職処分を受けることになった。

その理由は、火曜日の夜に放送されたTVモナコ(公共放送)で放送されたユーロリーグ(バスケットボールの欧州コンペティション)のモナコ・バスケット対ジャルギリス・カウナスでの発言だった。

観客席にASモナコの監督を務めるアディ・ヒュッター氏が映ったとき、シアラは「イッサ・ニーサ」(ニース、頑張れ)とコメントした。

シアラはフランスのバスケットボール代表として113試合に出場したレジェンドであるが、モナコ近隣の街、ニースの生まれである。そのためお気に入りのクラブについて言及せざるを得なかったようだ。

しかし、最大のライバルであるニースを応援するコメントをしたことに対して、TVモナコは「受け入れられない不適切な発言である」と判断し、シアラに即時の停職処分を言い渡したという。

この発表に対してファンからは「ローラン・シアラに自由を!」「彼はバスケットボールに関してはモナコを全面的に応援しており、トップクラスのコメンテーターだ」「ロシアよりひどい独裁」「モナコ民主共和国(北朝鮮の写真とともに)」などのコメントが寄せられている。

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また、モナコには地元のファンが少ないことを指摘し「モナコのファンの99%がこのチャンネルを見たことがないだろう」という投稿もあった。

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