ブラジルメディア『Globo』によると、ブラジルサッカー協会は2026FIFAワールドカップ(W杯)南米予選で現在6勝3分5敗の4位と不振が続く同国代表の指揮官交代を模索しているそうだ。
近年低迷が続いているセレソン。2022年大会以降ラモン・メネゼス氏、フェルナンド・ジニズ氏と指揮官が代わり、現在はドリヴァウ・ジュニオール監督が務めている。
同メディアは、スペイン1部レアル・マドリードのイタリア人指揮官カルロ・アンチェロッティ監督が理想としつつ、現実的な候補としてサウジアラビア1部アル・ヒラルを指揮するポルトガル人指揮官ジョルジェ・ジェズス監督と交渉を続けていると報じた。
主にポルトガルのクラブで実績を積んだ同指揮官だが、2019年から2020年の間、ブラジル1部のフラメンゴで指揮を執った。
同クラブでは1年間の短い在任期間ながらブラジル1部優勝やコパ・リベルタトーレス(南米クラブ選手権)など複数のタイトルを獲得した。
ジェズス監督は、6月のFIFAクラブW杯終了までアル・ヒラルと契約を結んでいるため、セレソンの新指揮官に就任する場合はクラブW杯が終わる今年7月13日以降になる。
ブラジルの次の南米予選は6月5日のエクアドル戦、6月10日のパラグアイ戦。
今月26日に行われたライバルのアルゼンチンとの試合では1‐4という屈辱的な大敗を喫し、協会やサポーターのドリヴァウ・ジュニオール監督に対する不信感はつのる一方で、勝敗の結果に関係なく6月の2試合で解任となる可能性が高い。