今季からアルゼンチン4部CAウラカン・コモドーロ・リヴァダヴィアに加入した日本人MF煙山拓(けむやまたく)が、同リーグの開幕戦ペトロキミカとの試合に出場して、公式戦デビューを果たした。ウラカンはアウェイの地で1‐0の勝利を挙げ、煙山のデビュー戦を飾った。
また、煙山のX(旧Twitter)の投稿によると、同選手にとって2021年の東京大学運動会ア式蹴球部での公式戦以来、実に4年ぶりの公式戦出場。先発出場は2019年の半月板手術前で、実に6年ぶりだったそうだ。
アウェイチームのサポーターから「チノ、犬食うんだろ」などと罵声を浴びせられたが、観客の前でプレーできる喜びがまさった。
煙山は2021年に東京大学に現役合格するも、2022年の夏からアメリカ・カリフォルニア州(物理的なキャンパスはない)のミネルバ大学へ進学。
2024年1月からアルゼンチン1部のヒムナシア・ラ・プラタに練習生としてトレーニングに参加した。
ヒムナシアとの契約は勝ち取れなかったものの、同国4部のウラカンで『アルゼンチンでサッカー選手になる』目標をかなえた。
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今季は10ゴール10アシストをしてチームの3部昇格に貢献することを目標にしている同選手の今後の活躍に注目だ。