来年の大会から48チームが参加して行われるFIFAワールドカップ。2022年大会までは32チームの規模で行われてきたが、今回から参加数が拡大されている。
だが『Daily Mail』が伝えたところによれば、次の2030年大会ではその規模が64チームにまで増やされる可能性があるという。
2030年大会はワールドカップの創設から100周年の記念となるもので、南米、ヨーロッパ、そしてアフリカの3大陸を股にかけて行われる予定になっている。
水曜日に行われたFIFAの会合において、ウルグアイの理事イグナシオ・アロンソ氏から「この2030年ワールドカップを64チームで開催するべきである」という提案が出されたという。
またFIFAの広報担当者の報告によれば、このアイデアは会長のジャンニ・インファンティーノ氏も好意的な反応を示しており、理事会もそれを検討している状況だとのこと。
来年アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共同で行われる2026年ワールドカップは48チーム規模で開催される。
まず一次ラウンドでは4チームごとの12グループに分かれて各3試合を戦い、そこで各2位以内に入った24チームと3位のうちの成績上位8チーム、計32チームが決勝トーナメントへと進出する…というかなり複雑なレギュレーションとなっている。
シンプルなシステムが可能な32チーム制と比べて非常に難しいルールになったため、各方面から賛否両論が相次いでいた。
もし64チームの規模になれば「4チームごとの16グループに分け、2位以内が決勝トーナメント進出」という分かりやすいシステムが可能になるが、その分大会自体のスケジュールが長くなるほか、全体の試合レベルの低下も懸念される。
果たして2030年のワールドカップはどんなレギュレーションで開催されることになるのか。今後のFIFAの動きが注目される。